目標地点は受験突破のその先、
「自分で自分の人生を切り拓き、自ら幸せになれる力」を身につけ、
「幸せに働ける社会人」になるための、

総合的な教育支援を行っています、
プロ家庭教師/教育コンサルタントの三宮です。

 

みなさんは、「瞑想」やったことありますか?

ヨガ教室に通っている方などは、日常的に取り入れている方も結構いらっしゃるようですね。

私も、朝起きてすぐ、寝る前など、できるだけ瞑想の時間を作るようにしています。

 

Googleや他の大手企業も、瞑想を重要なツールとして採用しており、その効果が認められています。

 

学校で行われるのは授業の前などの「黙想」ですね。
この場合は、1分とか、短い時間で取り入れているところが多いかと思います。

 

実は、私は、
生徒たちとのレッスンの中で、必要な子には瞑想を教えることもあります。
大人だけでなく学生にも、いろんな効果があるんですよ〜。

 

さて、学校で行われる黙想は、学生たちにとってどんな効果があるでしょうか?

今回はそれについて綴っていこうと思います。

 

参考にしてください!

 

 

 

学校での黙想の具体的な効果は?

黙想効果その1 心の静けさとストレスの軽減

学校での黙想は、ストレスを軽減し、心の静けさをもたらします。

学校という閉鎖空間は、子どもたちの独自のコミュニティ環境が広がっています。楽しいばかりではなく、ストレスを感じる場面も多々あります。

授業や友人との関係におけるプレッシャーから一時的に解放されることで、学生たちは日常のストレスを軽減し、心身ともにリフレッシュできます。

黙想効果その2 集中力と学業成績の向上

黙想は集中力を高め、学業成績を向上させます。

授業中や宿題の際、静かな心を持つことで、学習に集中しやすくなり、理解を深めることができます。
それが、試験勉強の成功にも繋がります。


学業成績の良い子に共通するのは、集中力の高さです。
気を散らすことなく、目の前のことに集中して、なおかつ丁寧に取り組むことができます。

頭の中には引き出しがいくつもありますが、その引き出しの中はさらにファイルがあって、綺麗に整理整頓されています。
どこに何があるか、ラベルが貼ってあって、一目瞭然。

そんなイメージです。

要は、学習したことがきちんと整理されています。

 

結果がなかなか出ない子によくあるのが、

頭の中がとっ散らかっていて、
自分が毎日何をしているのかよく分かっていない。

行き当たりばったりで取り組んで、
いろんなテキストに手を出して・・

というパターンです。

受験期は特に、忙しさややらないといけないことが山のようにあることから、
こんな状態に陥りやすいです。


とにかく、この
「頭の中が散らかっている」
これをまずは解消していく必要があります。

ここに、黙想や瞑想が大きな効果を発揮するんですよ〜。

 

黙想効果その3 自己認識と感情の管理

黙想は自分と向き合う貴重な時間になります。

自己認識を高め、感情の管理能力を向上させます。

自分の内面に目を向ける時間を持つことで、自己理解が深まり、自分の感情に対する理解とコントロールができるようになります。
これは、これは、友人や家族との関係をより健全にするのに役立ちます。


思春期においては、自分の感情が揺さぶられるのを自分でコントロールすることが難しくなりがちです。

お母さん方が、更年期に感情の浮き沈みを自分でコントロールするのが難しいのと似ていますね。

揺さぶられるがままに、その感情に任せて反応してしまうのか、

「おっと、自分は今気が立ってるな〜。ちょっと深呼吸しよう。」
自分の内面を客観視して、一呼吸置いて、対応するのか、


その差は歴然です。

 

黙想効果その4 コミュニケーションスキルの向上

黙想はコミュニケーションスキルを向上させます。

他人とのコミュニケーションにおいて、優れた共感力を持つことができ、
より良い対話や関係を築く手助けをします。

これは、友情や協力関係の構築に役立ちます。

 

 

私がレッスンで黙想(瞑想)を取り入れる場面

生徒によっては、
勉強中に気が散りがちとか、焦りから集中力が落ちていたり、私から見て頭の中が混乱状態にあるとか、

そんな状態に陥りそうだったり、元々の気質的にそうなりやすい子に対しては、
私は瞑想法を教えて、実践してもらったりもしています。


ただ、
目を瞑って、心静かに・・
なんていうのは、なかなか難しいことですよね。

なので


瞑想も、学校でやる黙想も、
そのファーストステップとして取り入れやすいのが、
「呼吸法」
です。

呼吸は私たちが常に行っている自然な行為です。
そのため、呼吸法には非常にアクセスしやすく、黙想や瞑想を始める際に特別な準備が必要ありません。

そして、呼吸法は、
唯一個人が意識的に、副交感神経にアプローチできる方法として、
非常に有効です。


「呼吸を深く、ゆっくりと行う」
これだけでも、副交感神経を優位にして、
リラックス状態を自ら作り出すことができます。


黙想や瞑想中に、
吸う息と吐く息をカウントすることで、
呼吸に集中でき、他のことに気を取られるのを防ぐこともできます。

 

静かに目を閉じて〜

ゆったりとした呼吸をカウントして、副交感神経を優位にしてリラックス状態を作りながら〜

目の前のこと(この場合は呼吸)に集中〜

 

黙想や瞑想中に、こうやっていくと、
とっても効果的な時間が過ごせます。


どうかすると、
受験期などは特に、なかなか寝付けないとか、眠りが浅いとか、
そういったことが起きてきやすくなりますから、
寝る前などに、布団に入って寝た状態でもやることを勧めていますが、

けっこう好評です。


呼吸法の具体的な手順などは、ネットにたくさん情報が上がっていますので、
調べてやってみるといいですよ。

 

 

まとめ〜学校での黙想の時間を有意義に使おう〜

学校で行われる黙想は、学校によっては、生徒を大人しくさせるための大人の都合で・・というところもあったりしますし、

学生側も、なんだかよく意味がわからないまま、
言われるがままただ目を瞑って、忙しくいろんな考え事をしていたり、

それって本当にもったいないです。


黙想や瞑想は、世界的な企業が取り入れるくらい非常に高い効果がありますし、
実際に近年では、脳科学研究の進歩とともに、瞑想の研究も進んでいます。


どうせなら、

学校での、その黙想の時間、

他者から「やらされる」のではなく、
自分のために「やる」

という方向にチェンジして、


有意義な時間にしてくださいね。

 

 

このブログが、学生さんたちのより良い学校生活のために、
何か参考になると嬉しいです。