目標地点は受験突破のその先、
「自分で自分の人生を切り拓き、自ら幸せになれる力」を身につけた社会人になるための、総合的な教育支援を行っています、
プロ家庭教師/教育コンサルタントの三宮です♪

 

学生たちは、新学年、新生活が始まって少し経ちましたね。

新生活に順応していく子がいる一方で、
実はこの時期は、子どもたちの中には、学校に苦しさを感じる子たちが出てきます。

友達がなかなかできない、教室で疎外感を感じる、勉強についていけない、先生が嫌、教室の空間が嫌・・、その理由は様々です。


この段階で、親御さんをはじめ周囲がどのような対応を取るかで、その先が変わってきます。

私は、不登校になりそうな段階の子から、ガッツリ長期で不登校になっている子まで、いろんな子たちの支援をして解決してきました。

最近、SNS上で、不登校をはじめ何らかでつまずいている子を持つ親御さんがたのつぶやきが散見されていますが、
私から見て「これはマズい・・」「それをやってはいけない・・」というものもたくさん目にしています。

普段はあまり暗いことをネタにしたくはない私なのですが、
最近の周囲の様子が目に余るといいますか、これは、私の役目だなと痛感していますので、

今回は、最近目にしている親御さんの「やってはいけない」を、あえてここでお伝えしようと思います。

正直たくさんありすぎていっぺんには書けないので、ここでお伝えしているのはかなり絞っての内容です。

ですが、核になるものです。


そして、解決はコレ!必要なことはコレ!、ということも綴っていきます。
実際に解決されているご家庭はこうですよ、ということをお伝えします。

私の実体験からです。

是非とも参考にして、お子さんへの対応のヒントにしてください。

 

必要な方の目に留まりますように。

 

 

中学生・高校生が学校に行くことが絶対的な正解として、親が解釈しないこと

ご自身が、学校嫌い、勉強嫌いだった親御さんほど、お子さんに対してそれをさせたがる傾向が強いのが、不思議だなあなんて思うんですが・・

私がとにかく親御さん方に、やってはいけないよと言いたいこと、避けていただきたいこと。

それは、

「学校に行きたくない」「学校に行けない」という心理状態になっている子どもに対して、
親御さん自身がガッカリする。

これです。

親御さんのガッカリ、ショック、イライラ、焦り、あきらめ、などの感情は、本人をさらに追い詰めます。

そもそも、そういった感情が発生するのは、親御さんの「学校に行ってほしい」「学校に行くことが当たり前」といった、子どもに対しての「期待」があるからですよね。

その枠を、少し外していただきたいです。

親御さんの、子どもに対する「こうあってほしい」という、不適切な期待は、エゴと紙一重です。

私、学校に行けなくなった子たちの本音をたくさん聞いていますが、それを聞いたら、軽々しく学校に復帰してほしいなんてとても言えません。思いません。

子ども自身が苦しんでいる状況を、共感して理解しようとする姿勢が、まず何よりも必要だと思います。

 

 

親自身のネガティブエネルギーは、そのまま子どもに伝わる

今は、子どもが学校を休むのにいちいち学校へ親御さんが連絡をしないといけませんからね〜
親御さんもストレスが大きいですよね。

親御さんが、朝から苦痛を感じられてしまうかもしれません。

先ほどあげたネガティブな感情も含めて、表面上は「見えてない」とされる親御さんの内面の状態。
それはエネルギーとしてそのまま子どもにダイレクトに伝わって、大きく影響します。

親御さんが苦しくなる、それで子どもがさらに苦しくなる。

家庭内にネガティブなエネルギーが充満し初めて、負のスパイラルに陥る。
これが起こりがちです。

ですから、私がご家庭の支援に入った際には、その悪循環を断ち切る、新風を吹かせる、そういう役割を担います。

とにかく、「家庭内にネガティブな空気感を充満させないことです。

 

 

「子どもが行けなくなった学校に、また行けるようになること」が解決ではない。

「学校に行く」が正解だと、「学校に行かない」は不正解となってしまいますよね。

〇〇だったらマル、〇〇だったらバツ。
マルバツ思考に陥ると、未来の可能性を自ら狭めてしまいます。

日本人は規律や秩序、協調を重視しますから、そこを外れること、少数派に属してしまうことに不安を感じやすいです。


ここで、よく考えてみてください。

問題の本質はどこにあるでしょうか?
学校に行けなくなることで何が困るんでしょう?

目標を、「子どもを学校に行かせること」この一点にしてしまうと、色々と狂ってきます。

 

 

不登校の子にとっての解決ってなに?

大切なのは、
その子の未来が創られること。その子にぴったりの将来への道筋を創ること。
これのはずです。

私が不登校の子どもたちの支援に入って、本人も親御さんも表情が明るくなって「良かった!」となられるのは、

私が今の学校に行くことを第一目標とせず、「その子の未来を創ること」に意識を向けてやっているからです。

その先の将来が明確になることで、本人も親御さんも、安心感と楽しみな感覚が持てるようになるからです。

その過程で、もしかしたら学校に復帰するかもしれないし、今の学校ではない別の形をとるかもしれない。
それだけです。

その子が苦痛を胸に抱えたままの状態で、なんとか学校に行けるようになっても、それは解決ではありません。

学校に行けるようになって解決したと思いこむのは、本人以外の周囲の大人たちだけ、問題を先送りにするだけです。
どこかで爆発しかねません。

そんな子たちを、私はたくさん見てきています。

 

 

親が執着を手放し、心の器を大きくして子どもを受け入れる

通常、子育ては1回の人生でせいぜい数人程度ですから、お子さんの子育てで分からないこと、困ること、困惑すること、うまくいかないことがある、お門違いのことをやってしまう、等々。
それが当然だと思います。

私は、これまで何百人も子どもたちを見ているので、たくさんのことが見えている、予測ができるようになっている、
ただそれだけです。

ですから、親御さんが子育てについて誰かから責められる、そういうことではないと思っています。

子どもが羨むほど優秀で子育てが完璧に見えている親御さん、マウントをとってくるような親御さんは、実は別の部分での問題を抱えられています。
他者には見せないようにされているだけですよ。

ですから、よそのお宅と比較したりして、傷ついたり焦ったりする必要はありません。


親御さん方には、まずはとにかく「学校」への執着をゆるめていただきたいです。
そして、親御さんの心の器を大きくして、お子さんを広い心で受け止めて、
良い方向に向かわせるための前向きな行動が取れるようになっていただけたらと思います。

私は実際に、「執着を手放して気持ちを大きく持っていただく」ここを重視して、親御さん方を支援しています。
そのうえで子どもへの教育支援を行うから、子どもがうまくいくようになります。


例えば受験一つとっても、最終的に志望校に合格できるのは、本人にも親御さんにも、執着しない最適な精神状態が作られているからです。

一見矛盾しているように感じられるかもしれませんが、執着が生まれるほど合格は遠のきます。

 

ここから先、親御さん方に「学校に毎日通い続けることが正解」といった執着を取り払っていただくために(あくまでもそれが目的です!)、
私の解決の実践経験や体験、私が感じていることなどをいくつか並べますね。

 

学校に通うことが絶対!というわけでもない、あれこれ

★学校に行かないことで彼らは自分を守っているかもしれない、と、思う時が多々あります。
逆に、学校に行かない選択ができなかったがために、自分を傷つけたり、深刻な心の病にかかる子がいます。

★私自身、実は幼少期に「この子は将来、登校拒否になりやすから広い心で育ててあげて」と、母が医師に告げられています。
幸い母のおかげで不登校には至りませんでしたが、不登校気質を持っています。
ですから、不登校に陥る子たちが感じている、学校という集団教育の場で感じる感覚が理解できます。不登校気質からは、あの空間はとても異様に感じます。

★学校に当たり前に通っている子たちの中には、通り一辺倒の集団教育によって自分の個性や才能が潰されてしまっている子がいます。思考が狭くなっている子も多いです。
そこに親御さんが気づかれて、危機感を覚えて相談に来られることもあります。

★学校に通えていなくても、学生にとっての最重要な勉強は、環境を整えてやることで進められます。進学面で言えば、Fランクではなく上位の大学進学も十分可能です。

★学校に通う学生は、学校生活に疲弊する時があります。
私の生徒の中には、出席日数を考慮して戦略的に不登校期間を作って、心身を休ませてまた学校に復帰する、そんなことをしながらうまく大学進学まで持っていく子もいます。
そういう子は、強制的に学校に行かせてたら間違いなく中退に追い込まれた、と思っています。
上手に休み期間を作りながら、卒業や進学まで持ち込むといった作戦、これって本当に有効なんです。卒業したらこっちのもんです(笑)

★学校という場所が、完璧な授業を行なってくれるとは限りません。
ぶっちゃけ別でやったほうがいいこともたくさんあります。

★不登校の子たちは、頭が柔らかスポンジで素直さをとどめている子も多いです。学校では教えられない貴重な学びを吸収して大化けする可能性を秘めています。
私が施す思考のトレーニング、脳力開発コーチングも、不登校の子たちのほうが上手に実践して結果を出しやすいです。

 

いかがでしょうか?

これって学校の悪口みたいに感じるところもあるかもしれませんが、私は学校の非難をしたいわけではないので誤解しないでくださいね。

あまりにも親御さん方が学校に執着されてる様子が伺えるので、そこを緩めて欲しくて並べたものです。

 

 

学校批判はお門違い

学校が絶対というわけではないですし、学校に執着するのはよくないですが、
かといってそれが行き過ぎて・・、

子どもが学校に通えなくなったことで、親の心理上の逃げで、
「学校は行く必要ない」「勉強は必要ない」「今の学校教育は間違っている」といった学校批判に転じられるのは、そこはまた違うと思っています。


論点間違うと、肝心の、我が子の未来が創られなくなりますから、注意が必要です。

教育論を論じるのは、目の前の我が子の、未来創りのためのレールが敷けてから。
理想の教育論を語っている間に、我が子は現行の日本の学校指導要領に則っての、受験を迎えます。

そして今、日本は、これまでの画一的な教育から世界に通用する教育へ、一所懸命に方向転換を図っているところでもあります。


基礎学力を養うための勉強、教育は、私は絶対に必要だと思っています。

大人たちの「勉強しとけばよかった」は腐るほど、びっくりするほど聞きますが、
「勉強しなきゃよかった」は、聞かれません。


私は、自分自身の経験、たくさんの子どもたちと接して得た体験から、「教育」の重要性を痛感しています。

 

 

親が1人で悩んでも、親同士で話し合っても解決に向かわないのが当たり前

最近は私も世の女性たちを見習って(笑)、1人で、あるいは女性の塾長友達と、できるだけ外に出るようにしてるんですが、
カフェや、レストランのお昼のランチどき、ママ会真っ最中の女性陣の話し声、聞きたくなくても耳に入ってきてしまいます。声がめちゃめちゃデカイ!

女性は基本的に、話したがり、自分の話しを聞いてほしたがり、だと思ってるんですが、子育てや子どもの進学について、解決に至らない、たわいもない会話が延々と繰り返されています(笑)

我が子1人で経験された方から放たれる「こうしたらいいのよ〜」「子どもってこうよ〜」は、大抵は、ツッコミ入れたくなる内容だったりします。

子どものことは一括りでは絶対に語れません。
一人一人、正解のルートは全く違います。


親御さん同士では、子どもの子育て経験、教育経験が浅い状態ですから、なかなか良い回答が得られないのは当然です。
そもそもそこに答えはない。

一方で、尊敬できる、家庭教師仲間や塾の先生、学校の先生方との間で交わされる話しの内容、情報は、当然ながら全く視点も論点も違ってます。


同じような境遇だったり、似た経験をした親御さん同士が集まるのは、励まされたり、癒しになって、親御さん自身の心が軽くなるのには、とってもいいと思います。
「自分1人ではない」「うちだけではない」その感覚って、とっても有効です。安心感に繋がりますしね。


ですが、それだけではなく、同時に、
その子本人の未来を具体的にしていくための策、抜け落ちている教育環境の整備が必要です。

 

 

 

自分たちだけで解決しようとせず、適切な第三者による子どもに必要な直接支援を

子どもに対しての支援に関しては、その分野の専門家に相談されるのがいいと思います。

学校の先生、スクールカウンセラー、公共の支援機関、フリースクールといった民間の支援機関、別の学校、塾、家庭教師・・。
場合によっては医療的な支援・・等々。
無料のものから有料のもの、公、民、いろんなものがありますよね。

それぞれに、一長一短があります。
そして、ぶっちゃけ、玉石混交です。

公共だから、大手だから、いいというわけでもない。

相談に来られた親御さんから、トンデモ体験談を聞いて、驚くこともたくさんあります。

お話しを聞いて「あー、やられたな・・」と思ったことが何度もあります。
「なんでそんなところに行ったかな〜^^;」「なんでそんなのにお金払ったかな〜^^;」と思ったことも何度もあります。

良くないところもたくさんあるようですから、よく吟味する必要があります。

相談する相手の人柄や人間性をよく見て、信頼に値する人かどうかをよく見極めることが大切じゃないかと思います。
大人視点ではなく、直感力をまだ保っている子ども本人の感覚のほうが、正しく判断していることも結構多いですよ。

 

 

中学・高校・さらにその先で将来が明確になれば、なんてことなくなる不登校

本人にピッタリな、適切な支援が受けられるようになれば、進路等その先が明確になっていけば、問題解決に向かいます。

子どもたちにとっては不登校は過去に体験した出来事でしかなくなります。

私が受け持ってきたこれまでの生徒たちの中には、不登校やその他のつまずきを経験して、この先どうなってしまうんだろうという先の見えない怖さを抱えていた子たちもたくさんいます。

学校に行けないことそのものに困っているのは、親御さんのほうであって、
子ども本人が困っているのは、
「自分のお先真っ暗」「自分は将来どうなってしまうの?」そういったことです。

私の体験からすると、そういう印象です。


ですから、
その子に最適なケア(とっても重要)を施しながら、同時に学習環境を提供&サポートしてあげて、
その子の進路が明確になって将来が具体的に創られていくと、

本人は「自分の未来が創られている」感覚が生まれて、「自分は大丈夫だ」って安心できるようになります。

で、

・中学までは不登校だったけど、その先自分にピッタリのところを選んで進学した高校では、普通に楽しく過ごせるようになった。

・高校までうまく行かなかったけど、自分にピッタリのところを選んで進学した大学では、普通に楽しく過ごせるようになった。

あるいは、進学以外にも、

・自分にピッタリの働き方、仕事を見つけて、そのための行動が意欲的に取れるようになった。

そんな感じで、社会に出る準備ができていきます。

 

こうなると、不登校は昔一時期に経験したこと、過去形になって、なんちゃ〜なくなります。

その後がうまくいってるわけですから、生徒たちは、ケロッとした状態になります。

親御さんも、「良かった〜!」「ホッ」となられます。


これこそが解決じゃないでしょうか??

 

 

 

まとめ

ここまで、最近の世間の様子を見聞きしたことを背景として、多少話しにくいことも含めて正直に綴っていきました。


とにかく、私が言いたいことは、

学校に行かないこと自体が問題ではなくて、子どもの将来が創られにくくなることが問題ですよね〜

逆に言うと、学校に代わる教育環境が整って、やることやっていければ、子どもの将来は創られていきますよね〜

親子で、親同士で、自分達だけで何とかしようとするから、うまくいきませんよね〜

早い段階で、さっさと子どもに直接、必要かつ適切な支援を受けられるようにすれば、なんちゃ〜ないですよ〜

 

解決までの道筋自体は至ってシンプルだと、私は思っています。

子どもの不登校(その他のつまづき)→子どもの相談相手&教育サポートになる適切な第三者の支援(同時に親御さんへの第三者支援)→子どもの明るい将来が明確になる→解決


以上。

 

私の経験上、子どもへの支援は、当然早ければ早いほど対処は簡単です。結果も出しやすいです。
早い段階で来られたことで、不登校そのものを回避できた生徒も何人もいます。

学校に行けない!!とワーワー騒いで毎日泣き喚いていた子が、その原因となっていた、こちらサイドにとっては「小さな釘」をパッと抜いてやったら、何事もなかったかのように普通に学校生活を送り始める。

そんなことだってあります。

逆に、
対応が遅かったり拗らせてしまっている状態では、困難さがアップします。


ですから、グズグズして重い腰を上げられそうにない、現実逃避されている親御さんを見ると、
結構・・、いやかなり、モヤモヤします^^;

子どもにとっての時間は大人とは全く違います。
「見守る」と称して放置したり、その場しのぎで付け焼き刃的に対処していても、
あっという間にその先の進路を具体的に考えなければいけない時がやってきて、「どうしよう!!」となります。

 

私が受け持った子たちだけではなく、周囲の成人で、自身の不登校を解決して問題なく社会人生活が送れている方々、を客観的に見て、

不登校が解決されるご家庭の親御さんに共通しているのは、
親御さんの行動力と対処の仕方。

その行動力で、子どもへの適切な支援を探してこられている、
一発で引き当てなくても、諦めずにあの手この手で模索されている

ということです。


親の子どもへの影響は大きいですが、
「いざという時に親が子どものためにどういう行動を取るか」
ここの差が本当に大きいなと感じています。

 

私は、子どもたち本人の本音の声を、直接たくさん聞いてきているレアな人間なので、

親御さんの様子から、その後ろにいるその子が見えるというか、

「あ〜、この子、今こんな状態で苦しんでるだろうな〜」「なんとかしてあげたいな〜」そう思う場面がたくさんあります。

今はSNSでなんでも上がってきますから、目にして苦しくなってしまうことも正直あります。

職業柄、親御さんよりもその子本人のほうが私は気になっています。

 

不登校問題を、本人ではなく大人たちが深刻にしてしまってはいまいか?
何だかそんなふうに感じてしまうことも、正直あります。


不登校問題は、親御さんや周囲の大人のその時の対処次第で、なんてことない過去形にすることもできれば、深刻化して大人の引きこもりへと移行してしまうことにもなります。

 

日々、子どもたちに直接接して、その子にピッタリの明るい未来をその子と一緒に実際に創っていっている私なので、

このご時世で、自分の役割として、やるべきこととして、

私が確信を持っている、子どもの未来の創りかた。
それを、自分こそ発信しないといけない、親御さん方に知っていただかないとな、と思っている今日この頃です。

このブログが、子どもたちの明るい未来創りの何かの助けになると嬉しいです。

 

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

 

 

随時、無料教育相談を行っています。

自分自身では、信頼するに値する人間だと思っていますが・・(笑)、
ホームページ見て、相談しても大丈夫そうだと思われたら、お気軽にお声かけくださいね♪