目標地点は受験突破のその先、
「自分で自分の人生を切り拓き、自ら幸せになれる力」を身につけ、
「幸せに働ける社会人」になるための、
総合的な教育支援を行っています、
プロ家庭教師/教育コンサルタントの三宮です。
今日は、
筑紫野市にあります、
九州産業大学付属 九州産業高等学校
の、塾対象説明会レポートです♪
よく間違われやすい、
同じ九州産業大学付属でも、
福岡市東区にある九州高等学校とは別です!
こちらは、福岡市からは南に離れた、筑紫野市にある高校です。
こちらは、毎年2000名以上が受験する高校で、
福岡では福工大城東についで2番目の多さ。
相変わらず、説明会への参加者も多くて、
今回は会場が4会場、地域ごとに分かれていて、
一体何人の塾の先生方が参加してるんだっ?!!
という感じでした〜。
福岡の南にあって、筑紫駅、二日市駅に近くて、
交通の便が非常〜〜にいいこともあって、
福岡県内の至る所から、そして佐賀県からも、幅広い地域からの生徒を受け入れている学校でもあります。
北九州から通っている生徒もいると今回初めて聞いて、本当にびっくりしました!
毎年参加していますので、
こちらの学校の特徴などは過去のレポートを遡っていただくとして、
ここでは、今年新たに得られた情報や、特記事項などを中心に綴っていきます。
昨年のレポートはこちら。
https://sannomiya-s.com/uncategorized/kyusan2022.html
目次
普通科の特記事項
クラス別の部活動の入部状況から
年々、部活動に入る1年生が増えています。
スーパー特進、特進クラスでも、部活参加は可能です。
ただし、この2クラスの生徒は、文化部への入部が多いそうです。
文化部だと、吹奏楽や和太鼓以外は、活動が毎日ではなく週に2〜3回。
部活をするにしても、勉強に影響のない範囲での部活動を選ぶ子が結構多いようですね。
指定校推薦について
指定校推薦枠は、3年次に「難関私立」「私立」に在籍している生徒が優先対象。
「国立(文系・理系)」に在籍している生徒は対象外です。
自力でもっと上の難関大学を目指します。
ICT教育について
令和3年度の新入生から順次iPadを導入し、今年度全学年が完全導入。
全校生徒がiPadを所有している状態です。
電子黒板が設置されたCO.CO LABでは、学習発表などが行われているそうですが、生徒たちがグループ発表でパワポを使う機会が多く、
そのこともあって、
令和6年度入学生からは、
Microsoft Surface PC
になるそうです!
大学訪問について
昨年からこちらの学校で始まった、大学訪問。(希望者対象)
昨年は関西地区の大学訪問が実施されていましたが、
今年は、関東地区の大学訪問が実施され、
東京大学、一橋大学、東京工業大学、早稲田大学
に、訪問されたそうです。
このプログラムがオープンキャンパスと違うところは、
普段は入れない研究室を見学させてもらえたり、
教授からの授業を実際に受けられたりするところ。
九州以外の大学にも目を向けてほしい、との学校の思いから始まったこのプログラム。
実際に参加した生徒たちが、「九州外の大学も受けたい!」と言うようになったり、
学外に目を向ける機会を持ったことで、勉強に対するモチベーションが上がったりと、
効果が出ているので、学校としては長く続けていきたいとのこと。
福岡に来て、中高生たちの地元志向の強さにびっくりな私としては、
こういったプログラムはとてもいいな〜と、個人的に思っています。
現役力にこだわった、進学実績
この春の合格実績は、
国公立大学合格者173名。うち、九州大学18名。大阪大学3名。
現役率97%
私立大学合格者1283名。うち、関東・関西・難関私立大学合格者は過去最多の、81名です。
現役率94%
西南学院大学202名
福岡大学324名
人数としては、昨年よりも下がっていますが、
これは、
西南・福大ではなく、関東・関西の難関私大への志願者が増えたことでの結果だそうで、
九州外にも目を向けてほしいという
思惑と成果が、じわじわと現れてきている様子です。
九州産業大学の合格者は225名。付属高校推薦入試合格率100%
今や、九州産業大学は、
学校推薦型選抜ですら合格率は62%
一般選抜合格率となると、33%
昔のように、自力でそう簡単には入れない大学です。
こちらの学校の合格者。人数だけを見ればかなりの数で、
きゃーっ、すっご〜〜い!!
となりますが(笑)、
全校生徒2,000名以上のマンモス校であるということはお忘れなく。
1学年だけで700名前後の生徒さんがいます。
その他、今年も、細か〜く、他校とも比較したデータを提示してくださいましたが、
特に、スーパー特進と特進クラスの、他校と比べた偏差値の伸びの推移はすごいです。
どんなに県内有数の進学校、トップ校でも、下層は、皆さんが知ったらびっくりするような現状がありますからね〜。
機械科の特記事項
こちらの機械化は、男子のみ。
ほとんどが専願での入学です(87%)
6〜7割が就職、3〜4割が進学。
在学中の資格取得にも力を入れていて、卒業までに一人当たり平均10.3個取得しています。
就職状況、相変わらずかなり良いです!大手への就職もたくさんあります。
今現在で、高3生への求人は、2017社。
今時点で昨年の1939社よりも多い求人が来ているとのことです。
今年は53名が就職希望らしいですから、超贅沢な就活状況!
そして、機械科のこの魅力を伝えるために、今年は「企業百科」というのを作成されています。
デジタルブックにもなっていて、卒業生の実際の働きぶりが具体的に見れますので、これ、めちゃくちゃ良いです!
普通高校をなんとなくで選んでいる子、ラクしてさっさと高校をテキトーに決めようとしている子、普通科進学クラスに入っても大して勉強しなさそうな子、勉強する気がない子、などの、
ボーッとして過ごしている子、普通高校に入って大学受験のための努力ができないような子は、大学進学や、その後の就職も危ういです。
そんな、将来ニート予備軍は、
高校で資格とって手に職つけて、高卒で就職を確実にする選択を、強くお勧めします。
このあたりは、親御さんもしっかりと考える必要がありますよ。
こちらのデジタルブック、「働く」ということのイメージが湧きやすいと思います。
参考にされてはいかがでしょうか?
https://my.ebook5.net/kyusanhighschool-93/h0N2g2/
入試に関して
毎年、2000人以上が受験する学校で、令和5年度入試の志願者は2228名。昨年より144名増えています。
専願入試の志願者は毎年500名前後で推移。生徒の60%前後が専願入試で入学しています。
入試問題内容は、福岡県立高校入試のレベル&形式です。
合格得点率目安は、ここでは公開しません。
専願入試の注意点。
本来、専願入試は合格したら必ずその学校に入学することが条件ですが、
もしも、変更合格で希望のクラスよりも下のクラスでの合格となった場合は、
・変更合格でのクラスでそのまま入学手続きをとる
か、
・変更合格の合格通知を破棄する(前期で再度チャレンジするか、他校を受験する)
という選択ができます。
現状では、変更合格者の95%がそのまま手続きをしているということです。
オープンスクールとナイトオープンスクール
こちらの学校は、とにかく受験者が多いこともあって、
オープンスクールへの申し込みもとても多く、あっという間に満席になります。
すでに申し込みが開始になっていますので、直近のはすでに満席の可能性大です。
もしかしたら、最後あたりのはまだ空きがあるかもしれませんので、
気になる方は調べてみてください。
こちらの学校に限らず、
こういう受験者がかなりいる学校のオープンスクールは、
開催日ではなく、申し込み開始日が重要です!!
受験は、いかに早く情報を仕入れて即座に行動できるかも、鍵となりますよ〜。
まとめ
こちらの学校はうちのご近所さんですが、
とにかく生徒さんが多くて、通学時間帯の風景は圧巻です(笑)
確かに、PayPayドームで体育祭をやる価値がありますね〜。
受験しようと考える人が多いので、
ここの学校の説明会レポートブログを上げると、本当によく読まれています。
この学校の情報をネットで検索されている方が多いことがよくわかります。
専願受験も増えていて、実際に入学する生徒が多いので・・
ざっと計算しても、1クラス40名以上のクラスも結構あります。
昔こちらの学校見学をさせていただいたこともありますが、
いろんな学校を見てきて、
一つの教室に40人くらいと、20人くらいと、それ以下と・・。
人数でも雰囲気がかなり変わります。
当然、
生徒が多いのと少ないの、どっちがいいかは、その子によって違いますから、
そのあたりも考慮するといいと思います。
また、普通科が注目されやすい九産高校ですが、
実は、機械科のほうも大注目だと思います。
5教科の勉強は大っ嫌い、けど理系の生きた学びは好きな理系男子
は、
こちらの機械科、一考の余地ありかもしれません。
皆さんの、学校選びの参考になると嬉しいです♪