目標地点は受験突破のその先、
「自分で自分の人生を切り拓き、自ら幸せになれる力」を身につけ、
「幸せに働ける社会人」になるための、

総合的な教育支援を行っています、
プロ家庭教師/教育コンサルタントの三宮です。

 

本日は、太宰府市にあります、

筑陽学園中学高等学校(中高一貫科)
筑陽学園高等学校

の、
塾対象学校説明会のレポートです。

 

今年で創立100周年

不易の教育の根本精神『人間教育』
それをもとにして、

校訓は

人を愛し ひとに愛される人間

これが教育理念となっている学校です。


数年前から教育改革を行われていて、
詰め込み教育からの脱却、
生徒に時間を返すことで、

自立と自律

を促す、
ということをされています。


毎年参加していますので、
学校全体の特徴などは、以前のを遡っていただいて、

今回は、新たに得られた情報などを中心に綴っていきます。

参考にしてください。

2022年の説明会レポートはこちら

https://sannomiya-s.com/uncategorized/chikuyou2022.html

 

 

学園全体としての特記事項

制服が変わります!

来年から制服が変わるとのことですが、『J.PRESS』
LGBTQにも対応したコーデも可能になっています。
女子のパンツスタイル、だけでなく、リボン→ネクタイもあり。

女子は、学生時代のスカートで体を冷やすことが、
将来の妊孕性にも大きく影響していますので、

そういう視点でも、パンツを選べるのはとてもいいです。


鞄は、軽くてたくさん入りそうなバッグです。

私の時代の、大昔の、
あの、重いくせに全然入らなかったあの革の鞄と、
保温効果がまるでない、ダサダサ制服とボックスコート。

あれはいったいなんだったんだ〜汗

めちゃくちゃ羨ましいです!!

 

地元太宰府市との包括連携協定締結

「太宰府には、天満宮あり、宝満山あり、九博あり。ここでしかできない教育があります」
そうおっしゃっていました。

私もこの辺りに住んでもう7年になりますが、
本当〜に、自然環境や歴史的な史跡が豊富。

住んでみて、あらためて知る魅力がたくさんあります。


また、
太宰府政庁が風水によってこの地が選ばれたという、
四神相応の地にあたるなど、土地の気も非常に良いです。

福岡市内の学校ではなかなか難しい、
この地ならではの教育もできそうですよね。

 

理系国立大学との連携協定

まだ公にしておられない情報かもしれませんので、大学名は伏せておきますが、
10月中旬に、某理系国立大学との連携協定を結ばれるそうです。

国あげての理系女子不足の課題解決のために、熱心に取り組まれている学校らしく、
「理系の子をさらに育成していきます!」

とのことでした。

 

 

筑陽学園中学高等学校(中高一貫科)の特記事項

独自のカリキュラムによる学習指導

新中学1年生入学前学習会
春期休業期間中に、新入生のための学習会を実施。
中学入学前から学習のサポートをされます。

中高一貫制を活かして、中学課程から大学入試を見据えたカリキュラム。

ハイレベルクラスは中3の2学期から、高校の学習内容を先取り。
高1から文系・理系コース別学習
高2までに全ての学習内容を修了
高3は大学入試対策演習

レギュラークラスは中3の3学期から高校の学習内容を先取り。
高校課程では希望する大学受験に対応した学習。

 

私立の中高一貫校は、中学の段階で高校の内容に入れるのが大きなメリットです。
塾ではなく、プロ家庭教師を付けるご家庭が多いのは、こういったところも理由になっています。

校外模擬テストの変更

福岡の中学生といえば「フクト」ですが、

こちらの学校は、大学受験を見据えたカリキュラムに徹底するため、
全国規模での模試に変更するとのこと。

具体的には、
ベネッセ総合学力調査、駿台学力テスト、です。

 

計画的・系統的「キャリア・ガイダンス」

個人的に、これが非常に良いなと思います。

中学生の多くが、将来を具体的に考える機会がないまま、
「高校どこに行こう?」となりがちです。

こちらの学校では、中1の時から先を見据えて、自分の志を探していける仕組みがあります。

 

中高一貫科の合格実績

 

 

中学校入試説明会

 

 

筑陽学園高等学校の特記事項

特別進学S選抜クラス・理数コースについて

令和4年度からスタートしたコースですが、
ただ単に、理系大学の合格者を増やしたい、ということではなく、
日本の理系人材不足(特に女子)を背景として設置されたコースです。

難関大学受験のノウハウも、かなり獲得されているようです。

隣には中高一貫科があって、そのカリキュラムをお手本にできることも強みですので、
理数コースでは高校1年次から理・数の時間を増やして
ハイレベルハイペース。高3では演習が中心。
中高一貫と似たようなカリキュラムベースで進みます。


県内公立御三家の大学進学実績と浪人率の、現状も話されていましたが、
私もそのあたりをよくよく知っています。

理系の難関大学を本気で目指すのであれば、
こういった、理系大学受験に合わせて徹底したカリキュラム構成の中でやっていくほうが、
合格は近くなりますよ。

 

自分で創る高校生活=自律力養成

こちらの学校は、生徒の自立と自律を促す教育方針です。

体育祭、文化祭、オープンスクール、などなど、生徒主体で行われています。

また、自分で選んで自分で創っていくとはいえ、放任ではなく、
個別面談なども頻繁に行われていて、
「モチベーションUPすることを年に20回以上」
と言われていました。

教育改革前の数年前は、
この学校の生徒さんで、学力が下がったことで部活を辞めさせられた子の、
教育相談を受けたりもしていました。

学力がある一定に満たないと部活に入れない。
この学校に限らず、昔はそういうことは多かったですが、

今現在は、部活動には皆入れるとのことです。

 

指定校推薦枠

西南学院大学12名、
福岡大学44名(附属校以外の高校では最多!)

 

大学合格実績

「今年東大が出るかも!」らしく、期待の星がいるようですよ。
その他、医学部医学科狙いの子が増えている、とも。

また、
今の日本社会への不安の表れなのか、看護を希望する子が増えている。

とのことでしたが、
これは私の周辺でも増えているな〜と感じています。

 

奨学生制度

中学も高校も、奨学生制度が充実していますが、
ここはなんといっても注目は、

高校の、特別進学S選抜(理数・文理)クラスの、
S奨学生です!

高校在学中に限らず、学校指定の国立大学であれば、
大学4年間の授業料

計7年間の授業料が無料となる、あり得ない奨学生制度です!

確実に、県立行くよりもお金が掛からないです。

令和5年度は、28名がこれを使っているそうです。


この奨学生制度の設置の裏話を聞くと・・
もしかしてそのうち廃止になりそうな感じもあるので、
今のうちに取っとくのが絶対にいいと思います。

 

オープンスクール

 

 

まとめ

筑陽学園の説明会レポート、いかがだったでしょうか?


最近は、とにかく自立ができていない中高生が溢れています。

とある高校で、
「スマホを親が管理する」
それを当然のように推奨しているのを知った時には、
本当に驚きました。

高校生で、親にスマホを取り上げられないと勉強できないとか、
本当に未来がなくなりますよ〜。

こういうことの連鎖が、
昨今の大学生の問題に繋がっていると思っています。


そんな中で、
自立と自律を促す教育方針を掲げて、
そのための工夫をたくさんされているところには、
私個人的には、とても共感しています。

 

理系の子をとにかく輩出したい!
との強い思いを持つ学校でもあるので・・

「理系の難関大学を目指したい!」

それが、ただ単に良い大学に行きたいから、だけではなく、

「社会に出て理系分野で活躍したい!」
というような高い志のある子。

特に女子!!

県立のトップ校で、普通の教育カリキュラムで、
大多数の中に埋もれてしまうよりも、

徹底した理系大学受験のカリキュラム構成で、
なおかつ個別に手厚く徹底サポートしてくれる、

こういうところで、

学校の期待と全面的なサポートを受けながら、
チャレンジするのもいいと思いますよ。

 

将来の志の高い子、知恵のある子、本当の頭の良さを持っている子

ほど、

その地域での学校の古臭い知名度とか、親の見栄とか、プライドとか、目先の利益とか、
そういうちっぽけなことではなく、

高い視座で物事捉えて、その冷静な分析力でもって、
自分に合う良い学校を選びましょうね。

 

私も理系ですので、
当然、日本人の理系女子を輩出することを、全面的に応援しています!


ですが、
本当は出来るのに、「自分は数学ができない」そういう思い込みから、
文系に逃げている女子も多いです。

そういう子に出くわすと、本当にもったいない・・。

 

「本当は理系に進みたいんだけどな〜」

とか、

将来の進路や高校・大学選びに関して相談したい。
もっと突っ込んだリアルな情報が欲しい。
などという子は、

教育コンサルティングもオススメです。

教育のプロが、あくまでも第三者の立場で、必要なアドバイスを行いますよ〜。
お気軽にご相談くださいね♪

 

 

みなさんにピッタリの、学校選びの参考になると嬉しいです。