目標地点は受験突破のその先、
「自分で自分の人生を切り拓き、自ら幸せになれる力」を身につけ、
「幸せに働ける社会人」になるための、
総合的な教育支援を行っています、
プロ家庭教師/教育コンサルタントの三宮です♪
夏休みに入って少したちましたね。
学生さんたちは、充実した夏休みになってますか?
私は、生徒たちには、夏休みが始まる前に、この質問をしています。
「この夏休みは、どんな夏休みにする?」
この夏のテーマを決めてもらい、夏の過ごし方を宣言してもらっています。
なんとな〜くで夏休みに突入するのと、
「これを達成する!!」そう決めて過ごすのでは、
夏休みが終わる頃が全く違っています。
自分で決めて、自分で宣言することで、
脳はそれを実現させようと活動し始めます。
目の前に課されるものを、受動的に黙々と作業的にこなすのと、
自己決定のもとで、主体的に実行していくのと、
学生時代の、この姿勢の習慣の違いは、
社会に出てからの、その子の人生の違いにもつながってくると、
私は思っています。
卒業して社会人になった教え子たちが、その証明をしてくれています。
7月も終わりに差し掛かってきましたが、夏休みの宣言が出来ていない子は、ぜひ、8月の過ごし方を、今月中に宣言して、
主体的に過ごす、有意義な夏休みにしてくださいね♪
そして、今日書いていくテーマは、
学生にとっての重要な忘れてはいけない夏休みのからのイベント、
オープンスクール・オープンキャンパス
についてです。
参加することのメリットや、参加の事前の準備、などについて書いていきます。
学生さんたちには、私からの直接メッセージを書いています。
参考にしていただけたらと思います。
親御さん方は、これを参考にしていただいて、必要に応じてお子さんに上手に働きかけてみられてください。
目次
受験する学校を決める前に、その学校に実際に行ってみること!
夏休みといえば、勉強以外での重要イベントとして、
多くの学校で、オープンスクールやオープンキャンパスが開催されます。
高校で9月以降というところもありますが、私立は夏休み期間から始めるところも多いです。
そして、保護者の方を対象とした、保護者説明会を開催する学校も。
学生のみなさんは、この準備は、出来ているでしょうか?
実際に学校を見学して、その場の空気感も含めて自分の目で確かめることは、とても大切です。
ですから、この夏休みにはぜひ、学校を見に行ってください。
1〜2年生で、まだ行きたいところがモワ〜っとしている子は、自分の興味関心のありそうなところを、色々と見て回るのがオススメです。
「学校によってこんなに違うんだな・・」それが分かるし、自分の方向性も明確になっていきやすいです。
そして、できるだけ早い時期に、目指すところが明確になったほうが、それに向けての学習もしやすいです。
3年になった段階では、行きたいところがある程度決まっているほうが、受験に向けてがスムーズかつ優位です。
人気のある学校になればなるほど、確実に合格を手にするために早期(3年に上がる前)から準備をしている子は多いです。
その事実をまずは知っておきましょう。
高校生は特に、オープンキャンパスは2年生までのうちに絶対!
「うわ〜〜!ここいいやん!!」「ここに行きたい!」
そんなふうに思える学校に出会ったり、
「この先生のもとで学びたい!」
そんな先生に出会ったら、
その先勉強に対する意欲もまるで違ってきます。
自然と「よっしゃ、頑張ろ!」ってなります。
目的地がないまま、周りからとにかく漕げ!って言われての航海と、
自分自身が行きたい目的地がはっきりしいて羅針盤がある航海と、
どちらが良いかは一目瞭然ですよね。
学生たちへ 〜私からのメッセージ〜
行く学校を決める時に、親御さんや学校の先生、または塾や家庭教師の先生からいろんな情報をもらって、あるいは勧めてもらっている学校もあるかもしれません。
参考にするのはいいですが、鵜呑みにするのは絶対にダメです。
大人だから完璧な答えを持っていると思うのは、大間違い。
大人はいつも正しいわけではなくて、大人でも間違いを犯します。
行く学校、受験する学校は、最終的には、必ず自分自身で決めてください!
私は、学校の情報は持っているほうですが、生徒の選択肢を増やすために情報としては渡しても、
「ここがいいよ」なんて勧めることはしません。
なぜか?
自分が3年間、あるいは大学だと4年間、あるいは中高一貫の中学だと6年間、
その勧めてくれた、先生でも、親御さんでもなく、
自分自身が通うことになる学校だからです。
自分が実際に行ってみたら、大人たちが言ってたこととはもしかしたら違って感じるかもしれません。
先輩から勧めてもらっても同じです。
人にはそれぞれ個性があります。
Aくんには合うかもしれないけれど、自分には合わない。そんなこともあります。
そして、ここから、ぶっちゃけますが、
今いる塾や家庭教師の先生によっては、
「できるだけ偏差値の高い学校に行ってくれたほうが、看板に載せるのにいい合格実績につながるから」
そういう思惑があって、「ここいいよ」そうやって勧めてくる先生も、中にはいます。
これ聞いて、親には言えないけれど薄々感じていること・・、何かない?
その直感、結構当たってるよ。
本当に自分のことを第一に考えて勧めてくれているのか、そうでないのか、ちゃんと見極めましょうね。
親が勧めてくれてる・・。
我が子のために良かれと思って勧めてくれているはずですが、
親御さんが感じる「いいな」と、自分が感じる「いいな」は、必ずしも同じとは限りません。
人が持っている価値観や才能はそれぞれ全く違います。たとえ親子でもです。
「あそこは〇〇らしいよ」その学校の情報をあれこれ持ってこられている場合でも、ママ友情報など、間違いを鵜呑みにされていることも多いです。
今の親世代の情報は、昭和〜平成時代の古い情報が多いです。
そして、「少しでも高いレベルの名のあるところに行かせたい」
親は無意識レベルでそういう本能的な欲も出てきますから、そこをベースとして勧められる場合もあります。
子どもに命令的に動いていることに、気づいてない親もたくさんいます。
本当はそうでないのに、これが子どものためだと勘違いしてることも。
子どものためを真剣に考えるがゆえに起こしてしまう、間違い。
けど、親ってそんなもん。
そんなこんなで、
周囲のススメになんとなく乗って、なんとなくで学校を決めて、進学して、
「あれ?なんか違う。」「こんなところとは思ってなかった。」「自分に合わない」「行くのが辛い」「辞めたい!」
合格に喜んだのも束の間、学校に入学してからそんなふうに感じて、苦しい状況に追い込まれてしまった先輩たちが、少なからずいます。
これ、超〜悲惨!!
途中で変わることはなかなか難しいから、モヤモヤしながら3年間そのまま居続けることになるし、どうかすると行けなくなってしまうし、
大学の場合だと、中退してしまう人も少なくありません。
そうなった時に、
「自分が決めたんじゃなくて、〇〇に勧められたからだ。自分のせいじゃない!」
そう言って責任を逃れることは簡単です。ラクかもしれません。
けれど、その先に、楽しさや、自分の明るい未来はありませんよね。
今のみなさんの置かれている環境では、私から見ていても、若い子たちが置き去りで大人主体で進行していってしまう、そんなことがたくさん起きています。
ですが、これからの時代を、主役として生きていくのは皆さんです。
自分の考えや意見、思いは、必要な時には、相手が大人でも、親でも先生でも、
はっきりと主張することが大切です。
そこに、子どもも大人も関係ないです。
自分の軸を持って、説得力のある主張をすれば、最後には理解してもらえます。
昔、皆さんの親世代が皆さんくらいだった頃は、
「うるせ〜、クソババ〜!!」そんな悪態ついて、反抗・抵抗してきた人も多いんですよ(笑)
そういう主張のしかたで、親の言いなりになってない人も多い。
だから、皆さんも、親に対して自分を主張していい。
人のアドバイスを参考にはしても、最終決定は自分自身で。
自分自身の人生のために、選択して、動いてください。
そうはいってもなかなか理解してもらえない。圧かけられて主張しにくい。
自分の希望とは違う方向に向かわせられようとしているのを自分では回避できそうにない。
そんな時には、誰か第三者の力を借りるのも手です。
この場合は大人が理想ですが、自分のことを理解して応援してくれるような人を探してみてください。
間に入ってくれることもあるかもしれないし、それができない場合でも、「こういうふうに伝えるといいよ」とか、相手に上手に説明する知恵をくれるかもしれません。
「ここだったら、入ってからも楽しく頑張れる!」
他の誰かではなく、自分自身がそう思えるところを、自分で選んで、
そして、そこでもキラキラの充実した学生生活を思い描きながら、
そこを目指して勉強を頑張ってくださいね。
自分で主体的に前向きに動いてやっていくその先には、
大変なことも確かにあるけれど、楽しい学生生活、明るい社会人人生が待っています。
「勉強が嫌い!」そう思ってるかもしれないけど、先に楽しみがあると、勉強もなんだか自然と進められるようになりますよ。
勉強は、本来はそうやってやっていくものです。
「勉強は嫌でも将来のためにやるもんなんだ!でないと・・」「ちゃんとやらないと将来が大変だぞ!」そう脅されたり、
「勉強しなさい!」って怒られたりして、
しかめっ面で、苦痛を感じながらやることではないですよ。
周りの大人を喜ばせるための選択と行動ではなく、
自分自身の将来のための、選択と行動をとってください。
私は、若いみなさんには、誰か他の人に敷かれたレールではなく、自分自身で敷いたレールに沿って、
「幸せだな〜、楽しいな〜」って感じながら、自分らしい社会人人生を歩んでほしいと、心から願っています。
そんな私からの、学生さん本人たちへのメッセージです。
親御さんがたへ 〜親の上手な学校見学とは?〜
各学校で、保護者の方を対象とした学校説明会が開催されています。そこに子どもはいないわけですが、
「ここに行かせたい!」
親御さん視点で見て、そう感じられることもあるかと思います。
お子さんとどこか学校を見に行って、子どもではなく自分が
「ここがいい!!」
親御さん視点で、そう感じることがあると思います。
ですが、そこで一旦一呼吸です。
「お子さんの反応はどうですか?」
実際に通うのは、親御さんではなく、お子さん自身
であることを、忘れないでください。
あるあるなのが、
親子で見学に行って、親が一方的にテンション上がって、肝心の子どもは「ふ〜〜〜〜ん」(笑)
親にとってはオッケーでも、子どもにとってはノー。
偉そうに言ってますが、私だってありますよ。
何せ私も、親御さん方と同じ、昭和の人間ですから(笑)
生徒とオープンキャンパスに行ったりすることがありますが、
昭和の人間目線からすると、真新しいもの、好奇心くすぐるもの、たくさんあります。
行ってみたらわかります。
特に、自分が好きな分野に関するのを見て
「きゃーっ、こんなんが勉強できるとかいいや〜〜〜ん♬」
って、なったりしますが、
一方の生徒は、「ふ〜〜〜〜ん、だから?」
そんな時は、生徒に共感してもらえないのが、寂しい気持ちになって、
「え〜〜、そうなん?」「ちぇっ」って、なったりします(笑)
そう、あくまでも、「私が」いい!と思っただけ。
「私が」行くのに向いている学校、ということです。
親はどうしても、子どもに対しての「エゴ」が発動します。
なんとかして子どもを自分の思う方向に仕向けようともしてしまいがちです。
教育論をあれこれ述べている教育家でも、家に帰って親になると、豹変します。
ま〜、そういうもんです。
だから、それを消してしまおうと、無駄な努力をするよりも、
その発動に「気づく」こと
です。
「あっ、今発動してる〜〜」それだけで、そこから離れることができます。
本人が「ここで頑張りたい!」そう思えるところを、本人自身で選ぶ。
それが何よりも重要です。
親御さんを含めて、我々子どもの支援をする大人たちがやったらいいのは
「この学校は、自分で見てどう感じた?」
そうやって質問を繰り返したりしながら、
本人が自分で決められるように、サポートをしてあげること
だと思います。
「この子が自分で決めた」そう親御さんが主張していても、その子本人を探っていくと、そうではない。
「この学校に行きたいのよね〜? ねっ?ね〜っ?!!」
誘導尋問した結果、子どもがしょうがなく首を縦に振っている。
そんなこともたくさん起こっていますので、そこも注意です。
参加の前後にしたらいいこと
は?オープンスクールに参加する前後になんかやんの??
そう思う人もいるかもしれません。
通常は、オープンスクールやオープンキャンパスには、とりあえず申し込んで、手ぶらでとりあえず行ってみる。
周りも「行っておいでよ」くらい。
それが普通かもしれませんが、
私の場合は、生徒たちには事前に、わざわざ時間とワークシートを使って、準備をしてもらうし、行った後も感想を私が聞きながら整理してもらいます。
前準備
まずは、ホームページや、あればパンフレット等で、その学校の全体像を掴む。
大学であれば、アドミッションポリシーの確認も重要項目です。
↓
自分が特に注目して行く場所、見ること、参加できるものはどれに参加するかを決めておく。
↓
ホームページなどで紹介されているだけではわからない、自分が気になるところを、現地で質問できるよう、質問項目をあげておく。
同時に、入試問題が現地でもらえそうか確認。声かけてもらえる資料は絶対にもらって帰るようにする。
(せっかく行くならタダでは帰ってこんぞ!くらいの気概があっていい・・笑)
こうやって準備して、目的意識を持って参加すると、得るものがかなり違います。
あと、
参加した際に、そこの先生に質問したり会話したりして、顔を覚えてもらったり仲良くなっちゃったりするもの、
実はとってもメリットがあるんですよ〜。
行ってみるとわかりますが、特に私立の場合は先生がとても親身に対応してくださるところも多くて、受験の前にいろんなアドバイスくれたり、
入る前から、もう生徒かのようにサポートしてくれるところもあります。
受験の日に「お、〇〇さん♪」
そう、先生に呼んでもらえると、心強くもあります。
すでにその学校の生徒気分〜♬
感情がプラスに働くと、脳科学、量子物理学的に見ても、受験はとっても有利に動きます。
九州など、人との距離が近くなりやすい地域は特に、こういうところも活かしましょう♪
参加後
見学後も、同様に、ワーク。
どの学校でも「自分にとってメリット・デメリット」両方があるのが普通です。
もしも「自分にとって100%!」と思えた場合は、第一印象の感じの良さだけで舞い上がっていて、冷静に観察できていないかもしれません。
ですから、見学して、
・自分にとっていいなと思ったところ
・事前のイメージとは違っていたところ
・プラスの方が多い場合は、マイナス面を何か別で補えるかどうか
など、直感的に自分が感じたこと含めて、得てきた情報を書き出して、整理していきます。(子供の直感は大事にしてください)
高校までは、地域が狭いので候補はそんなにたくさんは出てこないかもしれませんが、
大学受験となると、全国区。
候補がいくつも上がることもあります。
参加後には整理して記録しておくといいです。
なんとな〜く行って、なんとな〜く見てきた、だと、「よく分からんかった」そんな感想にも至りやすいですが、
事前準備からしておくと、生徒たちは
「〇〇を実際に見れてよかった。」「これは、思ってたのと違ってこうだった」
こんな感想を色々と表現してくれます。
オープンスクール・オープンキャンパスひとつとっても、
私にとっては、生徒たちとやっていく重要なレッスン題材になっています。
勉強以外に、随時こういうことをやっていくから、生徒たちの意識がどんどん変わっていくんですよ〜。
で、学習姿勢が自然と変わって、意欲的になってきます。
「勉強しなさい!」そう言って勉強ばかりを無理やりやらせることが、どんなに浅はかかってことです。
さあ、オープンスクール・オープンキャンパスに申し込もう♪ 〜まとめ〜
さて、今回は、オープンスクール・オープンキャンパスに参加することのメリットと、私が生徒とやってる前後のワークをご紹介していきました。
参加してみよう♪という気分になったでしょうか?
まずは、候補になる学校の情報を検索して、日程を調べてみてください。
学校によっては、早期の事前申し込みや、定員制で早々に締め切られるところもあります。
一回逃しても、今後も何度か行われたりしますから、諦めずにアンテナ貼っておきましょう。
前後のワークに関しては、ぜひ取り入れてみてほしいなと思います。
自分なりに工夫してやってみたらいいですし、
一人では難しいな、サポートしてもらいながらうまくやりたいな、と思う場合は、
私の単発の教育コンサルティングで、一緒にやることもできます。
その場合はお声かけくださいね♪
親御さんが、こういう方法があるみたいよ〜、で、情報を渡すのはいいですが、
積極的に、「やって!」「やろうよ!」
では、決してうまくはいきませんので、そこはご注意ください。
本日もお読みいただき、ありがとうございました。
子どもたちの明るい未来創りに、何かお役に立てると嬉しいです♡