目標地点は受験突破のその先、
「自分で自分の人生を切り拓き、自ら幸せになれる力」を身につけた社会人になるための、総合的な教育支援を行っています、
プロ家庭教師/教育コンサルタントの三宮です♪

さて本日は、福岡市中央区にあります、
福岡大学附属若葉高等学校の、塾対象学校説明会のレポートです♪

ここは、自然あふれる太宰府・筑紫野近辺の学校とは大きく違って、福岡市内の学校は都会の学校〜という感じがします。
どこにあるかで、本当に印象がガラリと違いますよね。

校内から見える景色が、太宰府近辺は遠くの山〜、福岡市内は高いビル〜。
自然豊かで開放的なのと、都会でオシャレなの、あなたはどっち?(笑)

こちらの校内に入ってすぐに思い出すのが、やっぱり「花より団子」。
その世代のお母さん方、共感していただける方はいるんじゃないでしょうか?

この高校の大きな特徴は「高大一貫教育プログラム」が行われていることです。
2019年に共学になってから、今年の春には共学化の第一期生が卒業しています。

ここ数年、毎年参加している学校です。
中高一貫ではではなく、なぜ高大一貫なのか?その内容は?など、学校の詳しい全体内容は過去のブログを見ていただくことにして、
今回は主に、説明会で新たに得られた情報や今年の特記事項を中心に綴っていきます。

2021学校説明会ブログ
https://sannomiya-s.com/uncategorized/schoolreport-wakaba.html

 

学校全体の特徴

専願入学者が6割以上

年々難化していて、福岡の方々に人気の福岡大学
そこへのセーフティーネットがある、期待されている学校ということもあり、専願での入学者が大変多いです。

福岡はまだ県立志向が残っていますので、相変わらず私立を県立の滑り止めとして捉える受験スタイルがまだあります。なので、私立高校には、県立に合格できなかったから仕方なく・・、での、ガッカリ入学者がいるんですが、こちらの高校ではそういう子が少ないです。

生徒達は皆、明るい、元気、素直、で、伸び伸びとした学校生活を送っているとのことでした。

生徒に聞いたこの学校の魅力アンケートでは、高いほうから
福大の附属だから(34.4%)、コース内容(23%)、部活動(19%)、学校の雰囲気(17%)・・
と続いていきますが、学校の雰囲気の良さを上げている生徒もわりかし多いです。

私が「花より団子」っていうイメージを上げたんですが、歴史の長い学校なので、建物はよく見ると古いです。
けど、不思議とその古さに嫌な感じを受けません。都会のど真ん中にあるのに冷たさを感じさせません。
逆にフワッと明るい印象を与えるんですが、タイル、レンガ、木材といった、温かみのある建材が至る所に使われているからじゃないかな〜って、思います。
私、建築物見るのも好きなので、そういうのも見てるんですよ(笑)
そして、芝生や木々、ベンチ、こういったのが、学校の外観的な印象をさらに良くしてます♪
あとの、校内見学の写真も見てください。

そしてそして、生徒達の制服。
人気のトップ争いをする制服ですが、この見た目の効果はめちゃくちゃ大きいと思います!

今年は授業見学ができたんですが、授業受けてる生徒達。制服の可愛さが際立って、なんだかそれだけで「映え」ておりましたよ。
女子だけでなく、男子の制服も可愛いですからね〜。

ぱっと見の、こうしたところも、学校の雰囲気の良さに繋がっているように私は感じました。

感覚の繊細な子ほど、こういった雰囲気って実は大事だったりするんですよね。空間のエネルギー状態を敏感に感じ取りますから。

大型の附属校推薦枠を利用した、確実な福岡大学進学

この春に卒業した共学化第一期生のうち、在籍の43%にあたる、340名福大へ進学しています。

こういうと、ただ推薦枠使って、ラクに簡単に行けた、という見方をされてしまうかと思います。
ですが、高大一貫教育の目的は、「大学でも通用する学び方を高校のうちからしっかり準備したうえで大学へ行こう!」というものです。
通常の高校ではやらない、課題研究など、自ら問いを立て、調べて考えるというようなことも、高校の段階でやっています。

誰でも希望しさえすれば行ける、というわけではなく、当然条件はありますから、そこを忘れてはいけません。

大学と繋がっての教育を受けて福岡大学へ進学した生徒達。
その生徒達が大学で頑張っていて、大学側からの評判が良いそうです。
そのため、来年の推薦枠がまた大幅に拡大され、現在在籍生徒の73%にあたる、279名分の推薦枠が準備されています!

(第一期生は、かなり人数が多かったので、こういう人数と割合の関係になっています。)

さらに今後は、福大以外への大学進学、国公立・難関大学への進学者も増やす、とのことです。

部活も盛ん、ソフトボール 上野由岐子選手の母校

文武両道を掲げていて、部活動も盛ん。
北京オリンピック ソフトボール金メダリスト上野由岐子選手の母校です。ソフトボール部(女子)には、九州一円から選手が集まるようです。
共学化されて新設された、野球部やサッカー部なども、3学年揃い、ますます盛んになるようですね。また、大学と連携しての練習も行われるのは、この学校ならでは。

主に部活でこの学校に入ってきた子達のための、寮もありました。

今年は、ダンス部が久しぶりに全国優勝、インターハイ競泳背泳ぎで優勝、など、残している結果もすごいです!

 

コース別の特記事項

スーパー特進コース

学力特待生が多く、難関国公私立大学、医学部、薬学部を目指す。ここから、福大以外にも、難関大学の合格者が出ています。

グローバルコース

他コースよりもイベントが多いコースです。ネイティブスピーカーの先生が専属の副担任です。
ここの大きな特徴は、2年次に、3ヶ月の海外研修が必須なこと。希望者ではありません。
で、その費用が100万弱くらいかかります。ですので、このコースを検討するなら、その心づもりも必要です。
昨今では自分で留学する子もけっこういますね。個人だともっとかかるので、集団での留学費用ということで、これは決して高くはありません。

説明会の日は、ちょうどカナダへの研修期間中でした。

その他の学年のクラスには、海外からの留学生らしき子もいました。

高大一貫コース

福大へのセーフティーネットがありますが、皆が福大志望かというとそういうわけでもなく、福岡から出ようという子も多いそうです。文武両道を目指しています。

入試に関して

来年度の入試で大きなトピック。
高大一貫コースが人気であることから、専願の定員が、220名に増員されます!
昨年は専願での希望者が多く、専願でも合格できなかった子がいましたが、今回は、専願の間口が広がっていますよ!

その他

・中学3年間の欠席20日以内が原則
・生活指導面で問題のない生徒
・グローバルコースは英検準2級以上で加点
・入試問題は県立高校レベル。ただし、最近県立で出されている、変わった問題は出さない。比較的オーソドックスな問題を出題

学校見学の様子

写真なので雰囲気がなかなか伝わりませんが、こんな感じで、ベンチがある明るい中廊下に茶室があったり。
グラウンド。すぐ奥にペイペイドームとシーホークが見えます。都会のど真ん中の学校なので、そんなに大きくないです。その代わり、平和台や福大で部活の練習したりしているそうです。
教室内の床やドアなどには、木材が使われています。
食堂もあり。

今回は特別に、この学校の長い歴史を物語る、資料室にも入らせていただけました♪
いやー、初期の制服!こんなんだったんですね〜。逆に新鮮で可愛く感じます。他にも、歴史的なものがたくさんありました。

学内回って、ふと思った。
私が通ってた高校も、ちょうどここと同じくらいの歴史を持ってる学校だったんですが、途中で改装したのかな? よくあるコンクリート作りで、木材やタイルが使われてはいないので、こんな暖かみは全く感じらません。田舎にあるのに・・。

やはり建材って大事〜。

人気ランキング上位争いの、イーストボーイの制服

映え映えの制服!

この制服が着たい!っていう女子は多いと思います。
大濠公園を背景にしたこの写真。映えすぎでしょ〜(笑)

先ほどの資料展示室で見たんですが、「ベネトン」の制服の時代もあったんですね〜。

うちの田舎の母校は、未だに、むか〜しの制服のまま。さすがにこの差はかわいそすぎ^^;

オープンスクール

次回は10月に、オープンキャンパス。保護者説明会がある予定。

感想とまとめ

九州女子高等学校を前進として、創立から115年。その間に、福岡大学の附属高校となり、「高大一貫教育」に取り組み、共学になり・・、と、歴史と伝統を引き継ぎつつも、未来を見据えて進化している学校です。

塾対象学校説明会は、毎年参加者がとても多いです。
今年は共学化して第一期生が卒業した年で、その結果(進学状況など)は特に、どの塾も注目されていたことと思います。

高大一貫教育がうまくいき、医学科含め安定して福大への進学者を出し、大学側も高大一貫教育から受け入れた生徒の質の高さに満足されているようでした。

福岡の方々には、近年大人気の福岡大学。
その大学と共に、とても勢いのある高校だと感じます。今後も人気が集まっていくんじゃないかな〜と思います。

大学と高校では、学び方がガラリと変わります。
大学での学びのスタイルについていけなかったり、そもそもレポートが書けなかったりで、大学入学後に苦労する学生も多い現状の中で、
高校の段階から、大学と連携して学びながら、大学準備もできるというのは、この学校の大きなメリットですね。

将来の夢の過程で、「絶対に福大!」という子にとっては、候補の上位に上がる高校かと思います。

大野城近辺の塾の子で、ここに行きたいと言ってる子がいるみたいで、その辺りからだと、電車と地下鉄使って、45分くらいで通えるみたいですよ。
パンフレット見たら、久留米からでも45分とちょっと。あーそうか、確かに。

私的には、超〜〜余裕(笑)

 

みなさんの学校選びに、何か参考になれば幸いです♪