みなさんこんにちは。
目標地点は受験突破のその先、
「自分で自分の人生を切り拓き、自ら幸せになれる力」を身につけた社会人になるための、総合的な教育支援を行っています、
プロ家庭教師/教育コンサルタントの三宮です♪
本日は、主に中高生にとっての、黙想・瞑想について。
両者の違いは、細か〜くいろいろとありはしますが、今回はそれは傍に置いといて・・
どちらも、「目を瞑って静かに自分の内側に意識を向ける」
というところでは共通していますので、
「黙想」は、学校でやらされている短時間のもの
(1〜3分間くらいが多いと思います)、
「瞑想」は、もう少し長い時間やるもの、
くらいの感覚で捉えていただいて、「黙想(瞑想)」と、ざっくり一括りにして、学生にとってのその意義について綴っていきます。
最近では、脳科学の研究が進むにつれて、瞑想の科学的効果も明らかになっていますよね。
瞑想に関する本もたくさん出ていますし、ネット上にも情報がたくさんあります。
社会人の方は、瞑想を日常的に取り入れられている方も多いと思います。
企業でも、マインドフルネス瞑想を導入しているところもあるようです。
私も、毎日、朝晩、瞑想の時間をとっています。
じゃあ、ちまたの中高生にとっては、どうなんでしょう?
学生にとって、なんかいいことあるの?
そのあたりが、気になる人も結構多いようです。
学生本人たちからは、
「なんか意味あんの?」「無駄じゃない?」
そんな声も聞こえてきそうですが・・。
これを読んでいただくと、
学生にとっての「黙想」や「瞑想」の意義が分かって、明日からの向き合い方が変わるかもしれません。
さらには、瞑想の効果を理解できたら、学校以外でも自分でできる、取り掛かりやすい方法もお伝えします。
ぜひ、参考にしてくださいね♪
目次
黙想をさせられる生徒たちの本音
一般的には、学生にとっての機会は・・
剣道などの武道をやっている子、その他の一部のスポーツをやっている子を除いて、
学校で、授業の前などに設けられている「黙想」の時間ですね。
受け持ったばかりの生徒たちからよく聞くのは、
授業の前、体育館に集まる時。
生徒をおとなしくさせるために」
「生徒をおとなしくさせるために」・・って〜(笑)
多くは、
と思っているようです。
黙想って、こんな効果があるんだよ〜って、詳しく教えてもらったうえでやってるのでない限りは、
「はい!黙想!」って言われても、
でもこれって、とっても残念〜。もったいな〜い!
生徒本人が、その意義を具体的に知ることが大切
レッスンの最後に、5分間瞑想がありました。
今はヨガをする時でなくても毎日、瞑想の時間を作るようにしています。
頭がクリアになる
集中力が高まる
子どもにもちゃんと効果があるんですよね。
自分たちにとって何がいいのか理解していないから
黙想がさせられ体験になってしまっているのかなと。
なので、私のほうで、その効果を詳しく説明すると、
興味を持ったり、前向きに実践したりするようになります。
勉強がもっとできるようになる?!
大人は、つい「これがいいから、やりなさい!」って、命令形で指示して従わせてしまいがちです。
特に、私たち昭和の世代は、上の人間には従う、ということを徹底して教育されてきてますから、
自分が大人になった今、それを子どもに対して、強制してさせる側に回りがちです。
私も、若い時はそうでした。
気をつけたいところです。
瞑想には、科学的に証明されていることもたくさん
かなり減ったとはいえ、未だにいるみたいですが。
「瞑想が脳を良い方向に変えている」
可能性があることが判明したそうです。
仏教と脳科学に関する本もたくさん出ていますので、読んでみるのも面白いと思います。
という報告も。
こういったことから、精神科の療法プログラムの中に、瞑想が取り入れていたりもします。
日本の大学では、心理学の分野で瞑想についてはあまり学ぶ機会はないと思いますが、
日本の大学・大学院を卒業後に、心理学の最先端をいくアメリカでさらに学ばれる臨床心理士さんは、
「マインドフルネス瞑想」についても学ばれるようです。
学校では、やんちゃな子もいますから、その子達も含めて大勢の生徒を束ねるのに、
子どもは賢いので、そんな大人の裏の思惑は筒抜けです(笑)
短い時間でも、学校での黙想を意味のあるものとして受け止めて、
毎回続けていたら、その効果を感じるようになりますよ♪
黙想(瞑想)の学生にとってのダイレクトな効果〜受験の時にこそ活きる〜
頭の中がクリアな状態、整理された状態で、
目の前のことに集中して、
効率良く作業が進められて、
結果的にスイスイはかどる。
特に高校生で大学受験を考える子たちは、毎日莫大な量を学習して、多くの課題や自己学習をこなす必要があります。
自分の中で、やるべきことが整理できていなくて、頭の中がとっ散らかった状態。
で、
とにかくいろんな問題集に手を出して、焦って、混乱して・・
「あ〜〜〜〜〜!!試験まで時間がない!!まだ終わってない!!!!」
自分に本当に必要なことかどうかよくわからないまま、作業としてやらないといけないことが山積み。
とか
「あれもやらなきゃ!これもやらなきゃ!」
不安とか焦りって、本当にいいことないです。
自分を落ち着けて、冷静になることがまず大事。
瞑想で得られる効果が、学生にとっていかに有効か、わかってもらえるんじゃないかな〜と思います。
学生でも始めやすい瞑想の第一歩 〜呼吸法からやってみよう〜
もっと長くなる「瞑想」って、ちょっとハードルが高く感じるかもしれません。
私の生徒たちも
「瞑想」っていうと、「え〜〜〜?(なにそれ?)(難しそう)」って反応する子が多いです。
通常、瞑想の時には、深い呼吸を意識しますが、
ゆっくり時間をかけて鼻から吸って〜
ゆっくりなが〜く、口から息を吐く〜
とにかく、自分の深い呼吸に意識を向ける。
大袈裟な瞑想でなくても、横たわって深い呼吸をするだけでも、落ち着きを取り戻すことができます。
4〜6秒くらいで吸って、6〜8秒くらいで吐く。
吐くほうが時間が長くなるように。
寝る前にでも、これをやるだけでも、とっても効果がありますよ。
不安感とかマイナスな感情が出やすい子は特に。
「瞑想」っていうと、「え!?」って反応が返ってきたりしますが、
「先生とやってたあの呼吸法、ちょっとやってみようかな〜」って、布団に入ってから自分でやるようになります。
呼吸法・瞑想法にもいろいろあるので、検索するとたくさん出てきます。
深い呼吸法→4・7・8呼吸→短時間の瞑想→少し長めの瞑想
呼吸法でちょっと注意
「イケメン病」って聞いたことありますか?
イケメンの病気って・・、なにそれ〜っ?!(笑)
これ、「肺気胸」の別の呼び方なんです。
背が高くて、痩せている、若い男性、に多いことから、こう言われてるんですが、こういう体型の男子学生(意外と女子も)はちょっと注意です。
普段はそうなくても、深い呼吸をするときに、肺が痛く感じる場合は、すこ〜しこの、気胸の気(け)もあるかも知れませんので、深呼吸で肺が痛くなる場合は、やらないでくださいね。
実際、私が生徒に呼吸法をレクチャーする際に、肺の痛みを訴える子、ちょいちょいいます。
その後も呼吸の感覚を注意して観察していき、必要に応じて医療機関を受診するようにしてください。
瞑想は、実は親御さんにもオススメしたい
仕事、家事で1日バタバタ…
そんな親御さんも瞑想の時間を作ると、変化があると思います。
外の世界の出来事に、無意識の「反応」ではなく、意識した「対応」ができるようになります。
心の動揺が小さくなる。
「あら〜、三宮さん、今イラっとしちゃいましたね(笑)。まーまー」
まとめ
学校でちょいちょい黙想が行われているにもかかわらず、普段、学生たちと黙想・瞑想の関係性に触れられることは少ないです。
ですが、長年学生たち、特に受験生をたくさん受け持ってきている私は、
学生こそ、瞑想を習慣づけるといい
と思っていますし、実際にレッスンの中でも取り入れています。
学生にとっての本分である勉強は、「いかにたくさん勉強させるか(問題を解かせるか)」ということばかりに目が行きがちですが、
今回取りあげた瞑想を含め、勉強以外のツールも賢く上手に取り入れて、
志望校合格など、自分の望むところにいかに効率よく、最短最速で、ゆとりを持って向かえるか、
という視点が、実はとても有効です。
勉強させる(問題を解かせる)以外に、成績を上げる方法は、本当にたくさんあるんですよ〜。
親御さん方には、その視点を持つきっかけにもしてもらえたらな〜と思います。
そして、学生さんたちには、
このブログを読んで、強制的にやらされていると思って仕方なくやっている(笑)、「黙想」の時間を、
前向きに、自分のために効果的に活用してもらえる時間になればいいなと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました♡